黒目川上流端
三角自転車(STRIDA)を購入して行動範囲が広がった。輪行もだいぶなれたし、電車の中でどうしていれば良いかもこつをえてきた。今回は、小平を源流とする、黒目川(私たちには目黒川?の間違い?と思うかもしれないが、東久留米の久留米の語源との説もある黒目川である)とその支流の落合川を探索する。まずは、小平駅(西武新宿線)の北口からスタート。案の定、小平霊園の中に入ってしまったが、ちゃんとご挨拶して黒目川上流端の遊歩道入り口へ。
そもそも源流は小平霊園の中にある「さいかち窪」が源流点らしいが、ここは、そこから北側に出てすぐのところである。竹やぶの中を綺麗な流れと整備された遊歩道が、しばらく進めるとまだ工事中の札がここで行き止まりになっている。(近いうちに整備されるのだろう)。
もどって遊歩道の先の路地を曲がって進むと「長福橋」で先ほどの流れに合流。ここは柳窪という地名のところ神社がある。神社の中へ進んでいくと川の流れも神社の参道に沿って流れいる。ここに「東京名湧水57選」の立て札があるが、この日は水は湧いていなかった。
参道をさらに進むと「天神橋」に、神社の名前は「柳窪天神社」だ。ここからも流れに沿って散策路が整備されている。未舗装なので、自転車を押して進む。まさに武蔵野の雑木林の中、朝の日ざしが木々の間から差し込みとても清々しい。
しばらく進むと急に視界は開けて、小学校の脇にでた。この辺りまでは護岸はコンクリートでなく土と石積み、流れは細いが水は綺麗。
流れは、団地の中に入った。しかしここでは黒目川は親水公園になっているようで、都心の河川の違ってみんなが川に触れられるようになっている。(うらやましい!)「しんやま親水ひろば」、それにしても護岸のない川がこんなにも気持ちのいいものか。台風や長雨で洪水になるのことを恐れ、汚水の流入により不衛生になることで流れを制限され蓋をされた都心の川とは違う幸せな川といった印象だ。
団地を抜けると黒目川は民家の中を流れ、氷川神社を回ってさらに進んでいく。
ここで、黒目川を離れ、落合川へトラバースする。実は落合川上流部にはいくつか訪ねてみたい湧水があるのだ。
落合川へトラバース
落合川の上流端は、以外にも簡単に見つけられた(標識がたっている)。ここから少し川沿いに進んだが、流れもなくこの辺りが源流かな?といったところだった。
つづいてはこの落合川に沿って下っていくことにする。しばらくは流れはなく川原が公園のように続くが、蒲の穂があるあたりから流れが見えてくる。きれいな流れが流々と流れなんとも長閑。この流れでも多くの人が川と親しんでる情景を見かける。
XXの辺りで川原が開け、流れまですぐに下りていける場所に出る。ちょっと下りればすくに澄んだ流れに接することができる。いいな、都心の河川ではない光景に感激する。
ここでちょっと支流がある(実はこちらが落合川の本流)ので回ってみた。その先で本流と支流が合流、ここでも親子が何やら川の中を探索している。川原のコスモスもきれいに咲いている。
本当に水がきれいだ。ここで少しこの水の源を探してみることにした。
南沢湧水群へ
落合川からちょっとそれて南沢湧水群へ、落合川とこの湧水群は環境省指定の東京名水百選に選ばれています。湧水のある方に進んで行くと大きな給水塔が見えてきます。
湧水量は一日一万トンとかなりの量の清水がこんこんと湧き出ています。
森の中からの湧水と給水塔の方からの湧水が合わさってかなりの量の水になり南沢氷川神社の方へ流れていきます。
南沢からの流れは毘沙門橋の付近で落合川に合流します。丁度この日は天気もよく、こどもたちが水に入ってはしゃいでいました。こうしてきれいな川に入って遊べるのはなんとも羨ましいかぎりです。
それにしてもきれいな水です。
流れに沿って下っていくと、黒目川との合流地点にきます。いずれからの流れもきれいな水なので水量をましても透明度はほとんどかわりません。
しばらくはこの流れにそって下って行きましょう。少し、中流域らしい風景になってきまいたが、水は澄んできれいです。
途中でおもしろい車止めを発見。なんとサッカーをやってるじゃありませんか!
黒目川の大きな標識も出てきました。
この先の大きな吊り橋のあたりで黒目川に流れ込む水の音が聞こえてきます。
妙音沢の湧水
ここも、黒目川に流れこむ湧水で、毎分1トンの湧水があるそうだ。湧水だ湧き出る台地の上には縄文時代の遺跡もあり、太古の昔からこの湧水と人の暮らしが密着していたのだろう。湧水は、大沢、小沢の2つが崖線の下方から湧き出ているが、今は谷頭の浸食をふせぐために大きな砂利を束ねたブロックで崖を被っている。さらに木道も整備され人が沢におりなくても湧水を観察できるように整備されている。でもこの日は僕ひとりでした。ここの水はかなりきれいで、
プラナリアも生息しているそうです。
妙音沢:
江戸時代、滝見の参道や茶店が存在していたと伝えられる他、信仰深い盲目の琵琶法師が弁財天から琵琶の秘曲を授かるという、「妙音沢」の名前の由来となった伝説もあり、この沢にまつわる話や掛け軸等が市内の法台寺に残されており、歴史的にも価値のある場所である。
大沢
小沢
黒目川への流れは滝のように流れ込んでおり、この音が少し離れた場所からも聞こえた。